新開発の車載充電器・DC-DCコンバーター一体ユニット
豊田自動織機は4月13日、電気自動車(以下「BEV」)向けに、車載充電器とDC-DCコンバーターを一体化させた小型・軽量の新ユニットを開発したと発表した。
トヨタ自動車がBEV用に初採用したElectricity Supply Unit(ESU)において、充電機能と電力変換機能を担う基幹ユニットとして、新型BEV「bZ4X」(4月12日発表)に搭載されている。
BEVを支える「バッテリー」「e-Axle」「ESU」のシステム図
今回、BEVの走行に必要な2部品を一体化したことで、従来の別体での搭載と比較して23%の小型化と17%の軽量化を実現。車両への搭載性が高まったことにより、車内空間の自由度確保や、bZシリーズに初採用されたBEV専用プラットフォームの低重心化に貢献している。
<車載充電器>
一般家庭に供給されている交流電圧を直流電圧に変換し、BEVの高電圧バッテリーを充電するための機器。
<DC-DCコンバーター>
直流電圧を機器に応じた電圧に変換する電源装置であり、BEVの高電圧バッテリー(355V)から、12Vの低電圧に変換して、補機バッテリーや制御ECU、ナビゲーションシステム、ライトなどに電力を供給する。