トヨタ紡織は2月1日、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)にて行われる、新しい移動体験の実証実験(車室空間体験実証)に参画すると発表した。
この実証実験は、愛知県による自動運転社会実装事業と併催で行い、トヨタ自動車・NTTドコモ・JTBと共同で実施するもの。トヨタ紡織は公園内を周遊しながら、走行位置に合わせた情報提供やエンターテイメント体験ができるコンセプト空間を開発し、FCバスに搭載。
これを「ライドアトラクション用バス車両〝MOOX(ムークス)on FCバス〟に見立てて実証実験を行う。実証実験では、将来のメタバース(バーチャル空間)への活用も想定し、体験車両に立体音響やAR技術等を搭載して、同時に複数の乗員が双方向型のバーチャルコンテンツの体験をすることが可能となっている。
■「MOOX on FCバス」について
<主な搭載アイテム>
・透明ディスプレイ、立体音響システムなど五感刺激デバイスを活用したバーチャルツアー体験
・顔認証システムとパーソナルサウンドゾーンスピーカーを活用した、乗客の属性に合わせたパーソナル視聴システム
・シートに空気清浄機能のデバイスとイルミネーション
・非接触乗員モニタリング
車室内
■実証実験・展示概要
実施日程:2022年2月10日(木)~16日(水)
実施場所:愛・地球博記念公園
使用ルート:西エントランス広場北を起点として、1周約2.2㎞を周回
実証試乗者:2月10日(木)愛知県知事・報道機関