トヨタ紡織は9月13日、車室空間での飛沫の飛散防止対策として開発したパーティションをタクシー事業者向けに先行試験販売を開始すると発表した。
今回販売する飛沫防止パーティションは運転席に後付け可能なパーティションで、2021年4月よりタクシーの営業車両で実証実験を進めてきた製品。後席からの飛沫の飛散を防止することに加え、パーティションに取付けられたフィルター付送風ファンで、運転席にクリーンな空気を供給するとともに、空気の壁(エアシールド)を形成、飛沫の付着リスクを軽減する。パーティションに搭載するフィルター付送風ファンは、第三者機関による試験で1m3空間の浮遊ウイルスに対して99.9%以上の除去率を達成した。
材質:ポリカーボネート
取付適合車種:JPN TAXI、アルファード、ヴェルファイア、ノア・ヴォクシー、 エスクァイア、グランエース、プリウス、クラウンコンフォート、クラウンセダン、ハイエースワゴン、ハイエースコミューター 等
■浮遊ウイルスに対する効果試験
日本電機工業会規格 JEM1467附属書D「浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験」を参考に1㎥空間で実施した評価において、99.9%以上の減少率を約9分で達成。
なお、日本電機工業会規格JEM1467附属書D「浮遊ウイルスに対する除去性能試験」を参考に、1㎥空間で実施した評価であり、すべてのウイルス及び使用環境における効果を保証するものではない。
試験空間:1㎥試験チャンバー
試験ウイルス:エンベロープ型ウイルス(直径0.08~0.12μm )
試験機関:食環境衛生研究所 試験番号:207771N
運転モード:Turbo(Low/Mid/Turboの3段階に調整可能)