トヨタ自動車とパナソニックは、昨年1月22日、車載用角形電池事業に関する新会社設立に向けた事業統合契約および合弁契約を締結し、以降、設立に向けた準備を進めてきた。
そして今回、合弁会社「プライム プラネット エナジー&ソリューションズ」の設立および概要を決定し、その内容を発表した。
2月3日、パナソニックの取締役会は、100%出資連結子会社「パナソニック出資管理合同会社」の100%出資連結子会社である「プライム プラネット エナジー&ソリューションズ」の株式の一部を、4月1日(予定)にトヨタに譲渡し、同日付で合弁会社化することを決議。
同社への出資比率は、トヨタ51%、パナソニック49%となり、プライム プラネット エナジー&ソリューションズは、パナソニックの連結子会社(孫会社)から外れ、持分法適用会社となる。
新合弁会社の代表取締役社長には、トヨタの好田博昭氏が就任。事業開始日は、4月1日を予定。従業員数は中国子会社の2,400人を含め、約5,100人となっている。
プライム プラネット エナジー&ソリューションズでは、安心して使用できる安全で優れた品質・性能(容量、出力、耐久性他)、ならびにコスト等を実現できる高い競争力のある電池を開発。トヨタのみならず、全ての人に広く、かつ安定的に電池を供給していくと云う。
なお、社名には、かけがえのない地球を豊かでクリ-ンに保つために、多くの仲間と手を取り合いながら、電池というエネルギーの供給のみならず、幅広い付加価値・ソリューションを提供していくという強い決意が込められているとのことだ。
[合弁会社の概要]
– 名称:プライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社
(Prime Planet Energy & Solutions, Inc.)
– 所在地:
・東京本社 東京都中央区日本橋室町二丁目3番1号
・関西本社 兵庫県加西市鎮岩(とこなべ)町194番地4
– 事業開始日:2020年4月1日(予定)
– 役員体制:
・代表取締役社長 好田 博昭(トヨタ)
・取締役5名(トヨタ3名、パナソニック2名)代表取締役社長含む
・監査役2名(トヨタ1名、パナソニック1名)
– 事業内容:
・車載用高容量/高出力角形リチウムイオン電池の開発・製造・販売。
・車載用全固体電池の開発・製造・販売。
・上記以外の車載用次世代電池(新原理によるものを含む)の開発・製造・販売。
・その他付帯・関連事業。
– 出資比率:トヨタ(51%)/パナソニック(49%)
– 従業員数:約5,100人(含、中国子会社2,400人)
■(パナソニック)車載用角形電池事業に関する合弁会社化に伴う連結子会社(孫会社)の異動のお知らせ(PDF):https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/02/jn200203-8/jn200203-8-1.pdf