豊田合成は10月27日、車が歩行者に衝突した際に頭部を守る「歩行者保護エアバッグ」を開発したと発表した。
日本では、歩行中の交通事故による死亡率が最も高く、その主な原因として頭部の損傷が挙げられると云う。
歩行者保護エアバッグは、その頭部への衝撃、特に致命傷につながりやすいフロントピラーなどの硬い部位をエアバッグで覆い、内圧を部位ごとに最適に調整することで軽減する装置。豊田合成では、これまでも乗員を保護する各種エアバッグを実用化してきたが、今回、同社初となる歩行者などの交通弱者を保護するエアバッグを開発、今後、市場に投入していく。
なお製品は、10月発表のスバル(SUBARU)レガシィアウトバックの国内向けモデルに搭載される。
豊田合成は今後もセーフティシステムの開発に積極的に取り組み、安全なモビリティ社会の実現に貢献するとしている。