豊田合成は10月10日、インドの〝豊田合成ウノミンダインディア(10月に豊田合成ミンダインディアから社名変更)〟のニムラナ工場で拡張した新建屋に於いて、9月よりエアバッグの生産を開始したことを発表した。
インドでは、従来から車両搭載が増えていた前面衝突対応のエアバッグに加え、今後は車両の衝突安全アセスメントの強化により、側面衝突に対応するエアバッグ(サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ)の装着の進展が見込まれると云う。
豊田合成は、それら安全規制強化に伴うカーメーカーのエアバッグ需要拡大に迅速に対応するため、同国での開発・生産体制を整えており、その一環としてニムラナ工場を拡張。10月9日に開所式を実施した。
開所式では、豊田合成の齋藤社長が「この新建屋で生産されるエアバッグ製品の提供を通じて、お客様のニーズにお応えすると共に、これらの安全装置の普及により、インドの安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献していきます」と、抱負を述べた。
開所式で挨拶をする豊田合成の齋藤社長(左)と、インドに於ける同社生産・開発拠点(右)。
<豊田合成ウノミンダインディア(ニムラナ工場)の概要>
– 設立:2008年4月
– 所在地:インド国 ラジャスタン州 ニムラナ
– 面積:
・土地:約78,000㎡
・建屋:約35,000㎡(拡張前は約21,000㎡ )
– 生産品目:セーフティシステム製品(各種エアバッグ・ハンドル等)、ウェザストリップ製品。
– 従業員数:約1,500名(2024年3月末)