豊田合成のベトナムにおける生産子会社「豊田合成ハイフォン(TGHP)」のタイビン工場が、7月に稼動を開始した。
7月3日に開催した開所式で、豊田合成社長の宮﨑氏は、「ベトナムで2拠点目となるタイビン工場が稼動したことを嬉しく思います。この工場はエアバッグの構成部品やハンドルを生産し、グローバルでの安全に対するニーズの高まりに対応していきます。地域の皆様にご支援をいただきながら、地域とともに成長してまいります」と抱負を述べた。
豊田合成は、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、グローバルで生産能力を強化。
新工場の稼動により、ベトナムでの生産能力について今後4年間で、エアバッグ部品を昨年度の約1.5倍となる年産2,500万個に、また、ハンドルを約1.7倍となる年産400万本に増やすとしている。
[TGHPタイビン工場の概要(2019年7月から稼動開始)]
– 所在地:ベトナム社会主義共和国 タイビン省 ティエンハイ工業団地
– 生産品目:セーフティシステム製品(エアバッグ部品、ハンドル)
– 従業員数:597名
– 面積:土地 約113,000㎡ 建屋 約34,000㎡
[TGHPの概要]
– 社名:豊田合成ハイフォン(有)
– 本社所在地:ベトナム社会主義共和国 ハイフォン市
– 設立:2004年9月
– 資本金:5,400万米ドル
– 株主:豊田合成株式会社 95% 豊田通商株式会社 5%
– 従業員数:3,834名 ※本社工場の従業員数
– 事業内容:セーフティシステム製品(エアバッグ部品、ハンドル)