豊田合成は4月22日、効率的なモノづくりを推進し、内外装部品の競争力を強化するため、主要取引先の近隣に位置する愛知県の瀬戸工場を、約70億円を投じて拡張すると発表した。
ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(BEV)など、多種多様なクルマの併産が進む現在、豊田合成の主力製品であるフロントグリルやバックドアガーニッシュといった大型塗装品等には、よりシンプルで高機能かつ、顧客のデザインニーズに応えする幅広いバリエーションが求められていると云う。
このような市場ニーズに対応するため、豊田合成は、瀬戸工場を拡張し、工場内の生産レイアウトの最適化や、高効率な大型成形機や塗装設備、協働ロボット、生産工程を一元管理するIoTシステム等の導入により生産性の向上を図る。また、新棟をオール電化にする等、CO2削減にも取り組み、環境にも配慮したモノづくりを進めていくとしている。
[瀬戸工場の概要]
– 設立:2004年10月
– 所在地:愛知県瀬戸市惣作町141番地
– 面積:
土地:約45,000㎡ →(拡張後)約51,000㎡
建屋:約12,000㎡ →(拡張後)約27,000㎡
– 生産品目:
フロントグリル、バックドアガーニッシュ、インストルメントパネル周辺部品、コンソールボックス 等。
– 従業員数:134名(2022年3月末)
– 投資額:約70億円
– 稼働時期:2023年12月(予定)
– 導入する主な設備:
大型成形機、塗装設備、協働ロボット、自動外観検査機・搬送機(AGV)、IoTシステム(生産工程の一元管理)。