豊田合成は、北米におけるラジエータグリルなどの内外装部品の販売拡大に対応するため、米国における生産子会社3社の生産能力を強化する。
豊田合成は今回、2021年度末までに計6,030万米ドルを投じて、豊田合成テキサスとTGミズーリ、TGケンタッキーの3拠点において工場建屋を拡張し、成型機や塗装設備などを増設。同社グループの北米の内外装部品の売上高を、2025年度までに2018年度の約1.3倍となる約870億円に拡大していく計画だと云う。
豊田合成は2025事業計画(中長期経営計画)で、北米を重点市場と位置づけており、今後も米国での開発・生産体制を拡大し、同市場におけるニーズに柔軟かつ迅速に応えていくとしている。
[生産能力を強化する3社の概要] (投資額合計:6,030万米ドル)
<豊田合成テキサス>
– 社名:豊田合成テキサス(有)
– 所在地:テキサス州サンアントニオ
– 設立:2005年1月
– 資本金:2,200万米ドル
– 株主:豊田合成ノースアメリカ(株/※)100%
– 敷地面積:約120,000㎡
– 建屋面積:拡張後 約35,600㎡ / 拡張前 約23,400㎡
– 従業員数:455名
– 生産品目:内外装部品
– 投資額:3,510万米ドル
<TGミズーリ>
– 社名:TGミズーリ(株)
– 所在地:ミズーリ州ペリービル
– 設立:1986年4月
– 資本金:3,000万米ドル
– 株主:豊田合成ノースアメリカ(株) 80% / 三井物産(株)20%
– 敷地面積:約1,109,750㎡
– 建屋面積:拡張後 約91,500㎡ / 拡張前 約85,600㎡
– 従業員数:2,107名
– 生産品目:内外装部品、セーフティシステム製品
– 投資額:1,700万米ドル
<TGケンタッキー>
– 社名:TGケンタッキー(有)
– 所在地:ケンタッキー州レバノン
– 設立:1997年11月
– 資本金:5,400万米ドル
– 株主:豊田合成ノースアメリカ(株)100%
– 敷地面積:約327,750㎡
– 建屋面積:拡張後 約60,200㎡ / 拡張前 約58,500㎡
– 従業員数:1,134名
– 生産品目:内外装部品、機能部品
– 投資額:820万米ドル
※豊田合成ノースアメリカ:豊田合成の100%子会社で、米州の地域統括会社。