豊田合成は、グローバルでのエアバッグの需要拡大に対応するため、ベトナムのエアバッグ部品の生産子会社である豊田合成ハイフォン(TGHP)の生産能力を強化。同社タイビン工場に新棟を建設し、2023年度のベトナムでのバッグ(衝突時に膨らむ袋)の生産能力を昨年度の約1.5倍となる年2,500万個に拡大する。
なお今回の工場拡張に伴う投資額は約18億円(※)。来年5月に着工し、2021年10月から生産を開始する。
豊田合成は2025事業計画(中長期経営計画)において、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけており、2023年度のグローバルでのエアバッグ生産能力を昨年度の約1.6倍となる年1億個に増やす計画だ。
※1ドル=109円で計算。
[TGHPの概要]
– 社名:豊田合成ハイフォン(有)
– 所在地:
・本社工場:ハイフォン市
・タイビン工場:タイビン省 ティエンハイ工業団地
– 設立2004年9月
– 資本金:6,750万米ドル
– 株主:豊田合成株式会社 95%/豊田通商株式会社 5%
– 面積:
・本社工場:敷地 135,000m2 建屋 約60,000m2
・タイビン工場:敷地 113,000m2 建屋 約55,000m2(拡張前:約20,000m2)
– 従業員数:
・本社工場:約3,800名
・タイビン工場:約2,000名(2023年度末予定/2019年9月現在:約700名)
– 生産品目:エアバッグ部品(バッグ) 、ハンドル