豊田合成は、ドイツ生産子会社の「豊田合成メテオール(以下、TGM」)の株式を同国事業ファンド傘下の「SCUR-Alpha1123社(AEQPH社に社名変更予定 / 以下、AEQPH社)」に全譲渡する。
譲渡・経営権移転の手続きは、今年12月末までに完了予定。今回の株式譲渡などに伴う費用は、210億円。来年3月期の決算に事業整理損失として計上する予定だと云う。
豊田合成ではこれまで、将来にわたる持続的な成長の実現に向けた取り組みの一環として、各地域の収益構造改革を進めてきたが、欧州において苦戦、改善策を検討した結果、TGMの全株式を譲渡することを決定した。
これに伴い、TGM及びTGM子会社のメテオールシーリングシステムは豊田合成の連結子会社から除外されることとなる。
なお同日、豊田合成は2020年3月期の連結業績予想を次の通り修正・公表している。
豊田合成は、2025事業計画(中長期経営計画)において「伸びる市場・伸ばせる分野へ重点戦略」を活動の柱の1つに掲げ、成長する市場や製品領域への経営資源の重点配分を推進。今後も、加速度的な事業環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、将来にわたる持続的な成長の実現を目指していくとしている。
[譲渡する会社の概要]
<豊田合成メテオール>
– 社名:豊田合成メテオール(有)
– 所在地:ドイツ連邦共和国 ボッケネム市
– 設立:2014年4月
– 資本金:2万5千ユーロ
– 株主:豊田合成(株)100%
– 代表者:取締役社長 斉藤克己
– 従業員数:1,359名(2019年3月末)
– 生産品目:ウェザストリップ
<メテオールシーリングシステム>
– 社名:メテオールシーリングシステム(有)
– 所在地:アメリカ合衆国 オハイオ州 ドーバー市
– 設立:2014年4月(資産譲受)
– 資本金:800万米ドル
– 株主:豊田合成メテオール(有)100%
– 代表者:取締役社長 斉藤克己
– 従業員数:315名(2019年3月末)
– 生産品目:ウェザストリップ
■(豊田合成)業績予想の修正に関するお知らせ(11月22日発表):http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05368/cf9c16e2/4e52/4bdc/8982/efc22dbc2804/140120191113425577.pdf