豊田合成は、インドにおける最適な生産体制の構築に向け、保有する「豊田合成サウスインディア(TGSIN)」の全株式を、「豊田合成ミンダインディア(TGMIN)」に今年中に譲渡し、同国の生産子会社を再編する。
インドの供給体制として、現在、南部ではTGSINがトヨタなどに主に内外装部品を、北部ではTGMINがスズキなどに主にエアバッグやハンドルを提供しているが、今回の再編により、インド全体で生産品目の枠組みにとらわれない柔軟な供給体制を構築する。
豊田合成は、2025事業計画(中長期経営計画)でインドを重点市場と位置づけており、近年ではデリー近郊に技術・営業拠点(グルガオン事務所)を新設したほか、グジャラート州の新工場を稼働。今後も同国での開発・生産体制を強化していくとしている。
[会社概要]
<TGSIN>
– 社名:豊田合成サウスインディア(株)
– 所在地:インド国 カルナタカ州
– 設立:1998年9月
– 株主:
[現在]豊田合成 95%、豊田通商 5%
[変更後]TGMIN 95%、豊田通商 5%
– 主な生産品目:内外装部品 エアバッグ、ハンドル
– 従業員数:674名(2020年2月末現在)
<TGMIN>
– 社名:豊田合成ミンダインディア(株)
– 所在地:インド国 ラジャスタン州 ニムラナ(本社工場)
– 設立:2008年4月
– 株主:豊田合成50.1%、Uno Minda Group49.9%
– 主な生産品目:エアバッグ、ハンドル ウェザストリップ製品、機能部品
– 従業員数:1,179名(2020年2月末現在)