豊田合成は、取引先などの経営者を対象とした「経営困りごと相談室」を、10月に開設した。
豊田合成では、CASE(※1)やMaaS(※2)などの進展を背景に、業界の枠組みを越えた企業間競争がグローバルで激化する中、社内外の総力を結集し、持続的な成長に向けた取り組みを実施。取引先との連携においては、不可欠なパートナーとしてオープンで対等な関係を基本に、人材育成の支援などを通じて相互に企業体質の強化を図ってきたと云う。
そして今回、実効性の高い解決策をアドバイスすることに主眼を置いた「経営困りごと相談室」を開設。同社取締役会長の宮﨑氏を中心に、自動車業界の動向などに造詣の深いメンバーが、企業経営や財務、人事、法務など様々な経営課題について、少人数単位での率直な相談を受け付けている。
相談室には現在、8組(3名/組)からの参加希望があり、順次対応していく予定。これまでの参加者からは、「大変実践的で経営に今すぐ役立つ」との感想も受けていると云う。
豊田合成は、今後も日本のモノづくりを根底から支えている企業群の成長に寄与していくとしている。
※1)CASE:Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語。
※2)MaaS(Mobility as a Service)の略。移動手段を「所有」するものではなく、「利用」するものと捉え、ICTを活用し様々な移動手段を1つのサービスとしてシームレスにつなぐという次世代モビリティの概念。
[相談室の概要]
– 名称:「経営困りごと相談室」(略称:相談(あひかたらひ))
– 講師:豊田合成(株)取締役会長 宮﨑直樹、理事 渡辺嘉郎(元 自動車アナリスト)
– 場所:豊田合成施設
– 期間:原則、毎月1回、半年間(約3時間×計6回)