豊田合成は7月15日、中国のグループ会社「湖北豊田合成正奥橡塑密封科技(TG正奥)」が、移転・拡張した新工場で7月13日に開所式を行ったと発表した。
開所式には、豊田合成の小山社長がオンライン参加し、「今回の新工場の設立により、お客様の華中での生産拡大に対応できる体制が整いました。地域に根ざした企業としての事業成長を通じ、地域経済の発展にも一層貢献していきます」と挨拶した。
TG正奥(旧社名:湖北ロック社)は、中国華中(湖北省十堰市)でウェザストリップ製品(車のドアや窓枠のゴム部品)を提供してきた独立系サプライヤー(※)。2018年12月に豊田合成グループの出資を受けて関連会社となった。
その後、昨年6月には、中国内陸部に於ける事業拡大のための中核拠点として、同地域でのウェザストリップ製品の販売拡大に対応するため、従来工場の近隣の工業団地に新工場を設立・移転。その開所式が、13日に催された。
豊田合成は、同工場に、より効率的な生産レイアウトを採用することで、生産性の向上を図っていくとしている。
※中国三大国有自動車メーカーの1社である東風汽車集団等に、ウェザストリップ製品を提供してきた実績を持つ。
[TG正奥の概要]
– 社名:湖北豊田合成正奥橡塑密封科技有限公司
– 所在地:湖北省十堰市
– 設立:1995年4月(2018年12月に子会社化)
– 資本金:4,600万元
– 株主:
・豊田合成(中国)投資有限公司 60%
・湖北正奥汽車附件集団有限公司 40%
– 生産品目:
ウェザストリップ製品(オープニングウェザストリップ、ドアウェザストリップ、ガラスラン 等)。
– 面積:
・土地:約14,000㎡ → 拡張後 約60,000㎡
・建屋:約17,000㎡ → 拡張後 約34,000㎡
– 従業員数:302名(2022年5月末)