豊田合成は1月27日、2025事業計画(中期経営計画)で重点市場と位置付けるインドでの経営の効率化に向け、子会社「豊田合成ミンダインディア(Toyoda Gosei Minda India/以下、TGMIN)」による持分法適用会社「ミンダTGラバー(Minda TG Rubber)」の吸収合併を決定したと発表した。
豊田合成は近年、デリー近郊への技術・営業拠点(グルガオン事務所)の開設やグジャラート州への新工場の稼働など、インドでの事業体制を強化しており、昨年には、南部の生産子会社(豊田合成サウスインディア)を、TGMINの子会社とするなど、効率的な経営を目指し、組織の再編も推進。今回の合併により、TGMINへの経営一元化を完了した。
豊田合成は、今後も、合弁パートナーであるミンダ社と連携してインド事業を一体運営することで、成長市場である同国での事業拡大を進めるとしている。
[合併2社の概要]
<存続会社>
– 社名:豊田合成ミンダインディア(株)
– 所在地:インド国 ラジャスタン州 ニムラナ
– 設立:2008年4月
– 株主:豊田合成 50.1%/Uno Minda Group 49.9%
– 生産品目:セーフティシステム製品、ウェザストリップ製品、機能部品
<消滅会社>
– 社名:ミンダTGラバー(株)
– 所在地:インド国 ハリヤナ州 バワル
– 設立:2014年11月
– 株主:Uno Minda Group 51%/豊田合成 49%
– 生産品目:機能部品
[インドにおける事業体制]
①豊田合成ミンダインディア(株)(本社:ニムラナ工場)
・事業内容:セーフティシステム製品、ウェザストリップ製品、機能部品の生産。
②豊田合成ミンダインディア(株)グルガオン事務所
・事業内容:営業、技術。
③豊田合成ミンダインディア(株)バワル工場
・事業内容:セーフティシステム製品、ウェザストリップ製品の生産。
④豊田合成ミンダインディア(株)グジャラート工場
・事業内容:セーフティシステム製品、ウェザストリップ製品の生産。
⑤ミンダTGラバー(株)⇒【合併後】豊田合成ミンダインディア(株)バワル第2工場
・事業内容:機能部品の生産。
⑤豊田合成サウスインディア(株)
・事業内容:内外装部品、セーフティシステム製品、機能部品の生産。
※所在地:バンガロール、TGMINが株式の95%を保有。
■(豊田合成)拠点一覧:アジア:https://www.toyoda-gosei.co.jp/kigyou/kyoten/asia/