豊田合成は9月22日、熱を電力に変換する「熱電発電」の独自技術を持つスタートアップ企業、Eサーモジェンテック社(本社:京都市)に今年8月に出資したことを発表した。
豊田合成では、2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、最新の省エネ設備などへの切り替えに加え、再生可能エネルギーの利用拡大を進めており、その一環として太陽光や地熱などを用いた自前発電の導入を推進。
今回の出資を通じて、Eサーモジェンテック社と連携することで、主要製品であるゴム・樹脂の成形・加工時に排出する熱エネルギーの有効利用に向け、発電システムの開発を進めていくとしている。
[Eサーモジェンテック社の概要]
– 社名:株式会社Eサーモジェンテック
– 所在地:京都市南区東九条下殿田町13 九条CIDビル102
– 代表者:代表取締役 南部修太郎
– 設立:2013年2月
– 資本金:3億2,672万円(2021年8月末時点)
– 独自技術:
配管や設備などの輪郭に沿って装着可能で、熱を効率良く電力に変換できる薄型・柔軟な熱電発電モジュール「フレキーナ」を開発。
■Eサーモジェンテック:http://e-thermo.co.jp/