豊田合成は、製品開発のスピードアップや少量・多品種生産の高効率化に向けて、樹脂3Dプリンターを開発・生産する京都市のエス.ラボへの4,500万円の出資を決定した。出資後の出資比率は6.3%。
現在、自動車業界ではCASE(※)に代表される新技術の開発競争が激化するなど、加速度的に環境が変化しており、開発・生産現場においても既存の枠組みにとらわれない技術革新が求められており、その手段の1つとして、樹脂3Dプリンターが活用されているが、製品品質や成形時間の制約などもあり、限定的な用途に留まっていると云う。
今回の出資により両社は、樹脂3Dプリンターの高精度化や高速化に取り組み、製品開発のスピードアップを図るとともに、少量・多品種製品を効率よく製造できるフレキシブルな生産技術を開発していくとしている。
※:Connected(インターネットへの接続)、Autonomous(自動運転)、Shared(カーシェア)、Electric(電動化)の略で、変革期にある自動車業界の技術潮流を表すキーワード。
[エス.ラボ社の概要]
– 社名:エス.ラボ株式会社
– 所在地:京都市伏見区竹田松林町74
– 代表者:代表取締役社長 柚山精一
– 設立:2005年10月18日
– 資本金:3,475万円
■エス.ラボ:http://slab.jp/