豊田合成は9月22日、欧州事業の収益構造改革の一環として、子会社である「英国豊田合成」(以下、TGUK)を解散すると発表した。清算は2024年末頃までに完了する予定。今後、欧州では「豊田合成チェコ」(以下、TGCZ)を要に事業成長を目指していくと云う。
同社では、自動車業界が激変する中、将来に亘る持続的な成長に向けた取り組みの一環として、グローバルでの事業の構造改革を進めてきたが、英国に於いて、カーメーカーの減産や生産終了など、事業環境が変化。これに伴い、TGUKとしての事業成長が見込めないと判断したことから、TGCZなどへの生産移管を進め、7月にTGUKでの生産を終了している。
[英国子会社の概要]
– 社名:英国豊田合成株式会社
– 所在地:
・ロザラム工場(本社):ロザラム市
・スウォンジー工場:スウォンジー市
– 設立:1999年4月
– 資本金:3,800万ポンド
– 株主:豊田合成株式会社 100%
– 代表者:取締役社長 松尾成徳
– 事業内容:自動車部品の製造(ウェザストリップ製品、内外装部品)。