10月2日、トーヨータイヤ(TOYO TIRE)の仙台工場からの排水が原因で、地域を流れる五間堀川で一時的に塩素濃度が高くなり、複数の魚類の壊死する事象が確認された。
トーヨータイヤでは現在、原因を究明中としながらも、タイヤ製造工程で用いる冷却水を滅菌処理するために使用している次亜塩素酸ソーダを工場から排水放出する際、何らかの理由により、通常より高い濃度で五間堀川に流出したのではないかとの見解を示している。
また、宮城県(河川管理者)及び、仙台河川国道事務所(水対協事務局)の協力により立会い巡視を行い安全確認を進めている。
なお、トーヨータイヤ仙台工場では、高濃度次亜塩素酸ソーダの流出が判明した10月2日の17時30分から現在(10月3日10時30分)まで、排水の放出を停止。宮城県及び、仙台河川国道事務所の安全確認が得られ次第、基準を満たした排水放出を行うとしている。
[事案概要]
– 発生日時:2019 年 10 月 2 日 15 時 30 分頃
– 発生場所:
TOYO TIRE 株式会社仙台工場(宮城県岩沼市吹上 3-5-1)から排水を放出している五間堀川流域
– 発生事案:複数の魚類の壊死
– 発生原因:
現在原因を究明中。タイヤ製造工程で用いる冷却水を滅菌処理するために使用している次亜塩素酸ソーダを、当社仙台工場から排水放出する際、何らかの理由で通常より高い濃度で五間堀川に流出したことによる。
– 当該物質 薬品名:次亜塩素酸ソーダ
– 用途:タイヤ製造工程で用いる冷却水の滅菌処理
[問い合わせ先]
TOYO TIRE 株式会社 コーポレートコミュニケーション部
電話:
(本社)TEL:072-789-9110
(東京)TEL:03-5822-6621