東レは6月17日、衣料用・産業用の各分野へ販売するナイロン6糸(長繊維)・綿(短繊維)、ナイロン66糸(長繊維)・綿(短繊維)、ナイロンBCF糸(長繊維)、ポリエステル糸(長繊維)・綿(短繊維)・長繊維不織布(アクスター)、ポリプロピレン長繊維不織布およびアクリル綿(短繊維)を、7月出荷分から20円~80円/kg値上げすると発表した。
値上げは、4月以降の国内の運輸費上昇や、国際情勢変化によるスエズ・パナマ運河の混雑継続や紛争地回避輸送などによる原料や原糸輸入のための運賃・フレート費用の上昇継続。また、自社・協力工場に於ける国内生産工場の人手不足・要員維持のための労務費、業務委託費の上昇や、150円台後半で高止まっている円安による、原料や輸入原糸のコスト上昇によるものであると云う。
[価格改定について]
– 価格改定幅:+20~80円/kg(海外からの輸入糸含む)
– 対象素材:
・ナイロン6、66長繊維(衣料用・産業用)。
・ナイロン6、ナイロン66短繊維。
・ナイロンBCF糸。
・ポリエステル長繊維(衣料用・産業用)。
・ポリエステル短繊維。
・ポリエステル長繊維不織布(アクスター)、ポリプロピレン長繊維不織布。
・アクリル短繊維。
– 改定時期:2024年7月出荷分から。