大手自動車部品メーカー“マレリ”の持株会社であるマレリホールディングス(以下、マレリHD)は8月9日、東京地方裁判所が同社の再生手続について終結の決定を発令したと発表した。
裁判所は、マレリHDの再生手続に於いて、同社が提出した再生計画に関する認可を確定。計画には主に、株主のKKRによる新規出資が直ちに実行される予定であること、そして現在の全関係債権者への法的拘束力を伴う既存金融債務の削減といった資本再編などについて描かれていると云う。
マレリHDは、これにより資本再編および再生手続が成功裏に完了し、成長に向け、財務上の安定性の確保が可能になるとしている。