東海理化は1月28日、ラストワンマイル領域の現場DX化の促進のため、処方薬などを配達するGENie(ジーニー)社の配送用車両へのデジタルキー導入を開始したと発表した。
なお、同取り組みは、両社が入居する森ビルが虎ノ門ヒルズで運営しているインキュベーションセンター「ARCH」での協業サポート支援活動が契機となって実現されたと云う。
GENie社では、ハーティストと呼ばれる専門スタッフが、生活必需品や処方薬などの配達の他、“御用聞き”や“見守り”といった地域密着型のサービスを提供。買い物弱者や患者を支援するそれらサービスを通じて、社会課題の解決に取り組んでいる。
コロナ禍などによる社会状況の変化を受けて配送サービスへのニーズが急増する中、質の高いサービス維持のため、ハーティストの労働環境の向上や、現場での鍵管理といったセキュリティ性の向上など、課題を抱えることとなったGENie社は、今回、東海理化の業務DX化ソリューションの提案を受け、保有する47都道府県全配送車両へのデジタルキー導入を決定。
鍵管理業務のDX化により、ハーティスト間の鍵の受け渡しや、エリアマネジャーによる鍵管理といったセキュリティに関する課題を解消。処方薬配送事業の全国展開を加速するための足がかりとしての更なるセキュリティ性の向上を実現した。
GENie社と東海理化は、今回のデジタルキーの導入を契機に、両社の強みを活かし、今後も社会課題解決に向けて共創していきたいとしている。
■GENie:https://genie-0893.pupu.jp/corp/
■東海理化:http://www.tokai-rika.co.jp/
■(東海理化)TOKAI RIKA Digitalkey(東海理化デジタルキー):https://digitalkey.jp/