東海理化は1月13日、自動運転や電気自動車等で使用されるステアバイワイヤシステムに対応する「ステアバイワイヤコントロールユニット」を開発したと発表した。
ステアバイワイヤシステムは、ステアリングとタイヤを機械的につながずに電気信号でタイヤを操作するシステム。高度な制御が可能となるため、自動運転につながる技術とされている。
なお開発品は、1月19日(水)~21日(金)に開催されるオートモーティブワールドで紹介される予定。
CASE(Connected, Autonomous/Automated, Shared, Electric)や MaaS(Mobility as a Service)等、モビリティ社会の大きな変化に対応すべく製品開発を進める東海理化は、ステアバイワイヤシステムに対応する「ステアバイワイヤコントロールユニット」を、今回新たに開発。来年の実用化を目指すと共に、今後は超小型モビリティやMaaS車両等への提案を進める。
<開発品の主な特徴>
①小型モータとギアによる独自構造で小型・軽量化。様々なボディタイプへの搭載が可能。
②車両コンセプトに合わせて操舵反力フィーリングを調整。
③ターン・ワイパスイッチ、シフタ等のスイッチ類やディスプレイ、センサを集約。
④ コネクタ1つで車両と簡易接続可。
東海理化はこれからも、人とモビリティ社会をつなぐ製品の開発を進めるとしている。