東海理化は5月17日、金型部門の主要機能(開発・設計・製作)を、金型・機械設備などの生産機器を製作する完全子会社の“理化精機”に7月1日付で統合し、社名を「東海理化 Smart Craft(スマートクラフト)」に変更すると発表した。
社名には、デジタルで繋がる工場「Smart Factory(スマートファクトリー)」にて技術技巧「Craft(クラフト)」を兼備えたもの造りによって金型事業へ挑戦していくという気概が込められていると云う。
東海理化では、グループ全体の競争力を高めるため、“Production under A roof”のコンセプトの下、国内工場、生産子会社、協力会会社で分業している項目について、見直しを実施。
今回、各社が個別に保有している金型技術や技能、設備を集約し、さらに3DAモデル(3次元CADデータ)を活用した金型設計製作の自動化や、センサーを活用した金型データ解析など、DXによる効率化を融合させることで、新製品の開発やリードタイムの短縮、グループとして金型事業の競争力強化とグループ外への新規拡販を図る。
[新会社の概要]
– 社名:東海理化 Smart Craft 株式会社
– 本社所在地:愛知県丹羽郡大口町豊田3丁目260(本社工場内)
– 代表者:直井滋樹(現:金型工機部部長)
– 資本金:30百万円(株式会社東海理化100%出資)
– 事業内容:
生産装置製作(検査器/治工具)、三次元形状測定、金型/金型部品製作、自動車部品組立(補給品)。
■理化精機:http://rikaseiki.co.jp/