東海理化は2月16日、6月開催予定の株主総会に於いて、宮間三奈子氏(現、大日本印刷株式会社取締役)を、社外取締役候補者とする人事案を決定したことを発表した。なお、同社の取締役候補者に女性が選任されるのは初だと云う。
宮間氏は、大日本印刷での研究・企画開発部門での経験に加え、人材育成や多様性確保の旗振り役としての実績を持つ人物。東海理化は、第一線で活躍する彼女の客観的かつ科学的視点に基づいた、大変革時代を乗り切るための経営変革への助言に期待するとしている。
なお、東海理化ではこれまでも、ダイバーシティ推進の一環として、仕事と育児の両立や活躍支援策を中心に、女性の活躍を支援するための様々な取り組みを推進。2008年に厚生労働省の「くるみん」認定を、また2017年には女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定を取得するなど、継続してその環境づくりを行ってきたが、今回の人事を通じて、その取り組みを更に加速し、視点の多様化を経営に反映、経営基盤の強化と新たな価値の創造を一層強力に促進していくとしている。