テムザックは3月8日、”乗れるロボット”RODEM(ロデム)の5G遠隔操作を体験できるイベント、実際に公道(車道)を時速12kmで走行する実証実験を行うことを発表した。
RODEMは、テムザックがどんな人も境界なく乗れる真のバリアフリーを目指したスマートモビリティ。RODEMをシェアリング可能なシティモビリティとして活用することで、ユニバーサルデザインの街づくりに寄与できるとし、実用化に向け活動を続けているという。
速度は、時速6km(歩行者の速度)、時速12km(自転車の速度)と切り替えることが可能。ちなみに現行法上、電動車いすは制限速度が時速6kmであり、歩行者と同様の通行方法とされている。
RODEMシティモビリティ化に向けて取り組む要素は「遠隔操作(または自動運転)のパーキング等を実現」、「自転車と同様のスピード(時速12km)を実現」の2点だ。
今回、「遠隔操作(または自動運転)のパーキング等を実現」に向けて、5G遠隔操作によるイベント実施する。
イベントでは、パーキング時に利用する5Gでの遠隔操作機能を応用。東映太秦映画村イベント「KYOTO NINJA FESTIVAL(京都 忍者フェスティバル)」にて実際にRODEMの5G遠隔操縦を体験することができる。
「KYOTO NINJA FESTIVAL(京都 忍者フェスティバル)」は、文化芸術や先端技術の力を活用し、京都の魅力を国内外に発信することを目的として開催される。「忍者」をメインテーマに、WITH/POSTコロナ時代を見据えた、ローカル5Gを用いたロボット遠隔操作、AR、3Dアニメーションから絵付体験まで、地元・京都企業の先端技術や伝統技術も採り入れた様々なプログラムを体験することができる。
また、時速12kmで走行することによる、他の交通主体への影響を検証するため、西陣エリアでの一部の公道(車道)で実証実験を行う。同社は、今回の実験は、RODEMを「ミニカー区分」でナンバープレートを取得し、普通免許保持者(弊社社員)による運転を行うなど、現行法の範囲内で実施するとしている。
イベント、実証実験の概要は下記。
■5G遠隔操作によるイベント概要
– 日時:2021年3月13日(土)・14日(日) 10時~17時
– 会場:東映太秦映画村(京都市右京区太秦東蜂岡町10)
– URL:https://www.toei-eigamura.com/ninja-fes/
■実証実験概要(予定)
– 実証日:3/17(水)10:00~11:15/18:00~18:45 浄福寺通り(五辻通り~寺之内通り)
– 実証日:3/18(木)10:00~12:00 大宮通り(上立売通り~北大路通り)
– 予備日:3/19(金) 浄福寺通り(五辻通り~寺之内通り)
– 予備日:3/23(火) 大宮通り(上立売通り~北大路通り)