自動運転関連の技術開発等を手掛けるティアフォーは、1月9日、商用施設内や市街地郊外の短距離移動、また工場・倉庫内での物流搬送を支える低速自動運転車向けに、自動運転に必要なセンサー類やソフト等を一体化した量産型システムユニット「AIパイロット」の提供を開始すると発表した。
「AIパイロット」は、同社が開発する自動運転技術を集約したシステムユニット。
自動運転に必要なセンサー(LiDAR、カメラ、IMU、GPS等)、コンピュータデバイス、各種ハードウェア及びソフトウェアをすべて一体化したものだ。
事前にキャリブレーション済みのLiDARやカメラ等のセンサー類を一式まとめた筐体を車体ルーフに取り付け、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」がインストールされたコンピュータデバイスと接続することで、短期間で自動運転車を構築することができる。
また、通信機器のサポートも用意されており、走行データをモバイル通信やWiFi通信でサーバーにアップロードすることや自動運転に必要な3次元地図データをティアフォーが提供するクラウドサービスからダウンロードすることも可能だ。
さらに、ティアフォーが併せて提供する「T4 Account」を購入することで年間のメンテナンスやテクニカルサポート、さらには損害保険や自動運転中のリモートサービスも受けることができる。
なお、同製品は、株式会社マクニカ(代表取締役社長:中島潔)より販売となり(発売日2019年1月16日)、2019年1月16日(水)~1月18日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第2回自動運転EXPO」の同社のブースにて低速自動運転車とともに実物展示される予定だ。
【自動運転EXPO2019 マクニカ社ブース概要】
日 程 : 2019年1月16日(水)~1月18日(金)
会 場: 東京ビッグサイト
小間位置 : 東7・8ホールE60-22