日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワおよび日信工業は1月6日、今年1月1日を以て経営統合を完了し、自動車・二輪車業界にモビリティソリューションを提供する「日立Astemo(アステモ)」を設立。その営業を開始した。
社名には、「先進的かつ持続可能な社会に貢献する技術を通じて安全・快適で持続可能なモビリティライフを提供する(Advanced Sustainable Technologies for Mobility)」という意志が込められていると云う。
近年、自動車・二輪車業界は、電動化や自動運転、コネクテッド、シェアリング等、CASEと呼ばれるメガトレンドによる急激な変化を迎えており、関連企業には、業界で求められている先進的な技術や高度なソリューションを生み出すための企業規模とリソースの拡充が必要となっている。
このような状況の中で、パワートレインシステム、シャシーシステム、先進運転支援システムのコア事業において、自動車や二輪車における先進的なモビリティソリューションを創出するグローバルメガサプライヤーとして誕生した日立Astemoは、拡充した企業規模と統合した4社の技術力によって、成長事業分野であるCASE領域における技術革新をリード。
加えてエンジニアのリソースを最適化し、次世代技術の開発を加速させると同時に、高度なソフトウェアを部品に組み合わせ、モビリティソリューションの分野におけるグローバルリーダーシップポジションを確立するとしている。
日立Astemoは、日本をはじめ中国、インドを含むアジア、北・南米、欧州などを網羅する世界27カ国に約9万人の従業員を擁し、グローバルな拠点体制で事業を展開。安全性・快適性の向上や環境保全に寄与する先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、「社会価値」「環境価値」「経済価値」の3つの価値を引き上げ、持続可能な社会の実現とともに、人々のQuality of Lifeと顧客の企業価値の向上に貢献していくとしている。
[日立Astemoの概要]
– 名称:日立Astemo株式会社 (英文表記:Hitachi Astemo, Ltd.)
– 本社:東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
– 代表者の役職・氏名:代表取締役 プレジデント&CEO ブリス・コッホ
– 事業内容:
自動車部品および輸送用ならびに産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス。
– 関連会社数:(連結)123社
– 総従業員数:(連結)約90,000人
– 資本金:(連結)515億円
– 大株主及び持ち株比率:(連結)株式会社日立製作所:66.6% 本田技研工業株式会社:33.4%
■日立Astemo:https://www.hitachiastemo.com/