公益社団法人自動車技術会は9月27日、第3回自動運転AIチャレンジ (2021シミュレーション)大会の参加者募集を開始した。
CASEと呼ばれる新たな技術領域が自動車業界の競争の中心となる中、AIやITの技術者のニーズが急速に高まっている。公益社団法人自動車技術会は、今後の自動車業界を牽引する技術者の発掘育成の為の新たな取り組みとして、自動運転におけるAI技術を競う国際的な競技を開催。産官学が協力して行うこの競技を起点に、自動車産業のさらなる発展に貢献する枠組みの構築を目指す。
シュミレーションでは、Autowareで利用可能なオープンソースシミュレータ(LGSVL)をベースにシナリオを構築。参加者は、与えられたシナリオをクリアできるようソースコードを作成して、まずはローカルでシミュレーションを実施し、検証して改善を繰り返す。オンラインシミュレータ稼働開始後に、完成したコードをアップロードし、オンライン上のシミュレータでタイムを判定する。
なお、ルール・概要、AutowareとLGSVLの推奨環境など詳細については、10月12日(火)に公開される予定だ。
■参加者募集の流れと今後の予定
9月27日
オフィシャルサイト上にて参加者募集開始
(競技シナリオの確認やチームエントリー(上限3名)が可能)
エントリー者向けモビリティ・ソフトウェア基礎等のオンライン学習機会の提供開始
10月12日
詳細シナリオ・ルール・構築環境の発表
10月中旬
エントリー者向けオンラインチュートリアルの実施
11月2日
オンラインシミュレータの利用開始(ランキングは随時更新)
12月17日
オンラインシミュレータのクローズ・採点締切
1月下旬
ランキング確定
2月下旬
オンライン表彰式
■スポンサー(2021年9月17日現在)
<特別協賛>
株式会社ティアフォー
<プラチナクラス>
本田技研工業株式会社、日産自動車株式会社、トヨタ自動車株式会社
<ゴールドクラス>
マツダ株式会社、株式会社共和電業、スズキ株式会社
<シルバークラス>
株式会社杉浦製作所
<ブロンズクラス>
学校法人豊国学園、マレリ株式会社、株式会社ネットビジョン、トヨタ車体株式会社、トヨタ自動車東日本株式会社、株式会社iPX、株式会社SOKEN、いすゞ自動車株式会社、株式会社HOWA、日本信号株式会社、株式会社大成社、株式会社槌屋、株式会社ピューズ、サンキン株式会社、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社、日本特殊陶業株式会社