TOYOTA GAZOO Racingは11月22日、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・モンツァで、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝、通算8回目となるドライバーおよびコ・ドライバーチャンピオンとなったことを発表した。
11月19日(金)、ラリー・モンツァが開幕。2020年、初めてWRCとして開催されたラリー・モンツァは、今年もシリーズの最終戦を担い、ドライバー選手権、コ・ドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権と、3つのタイトルが決まる重要な一戦となった。
また、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位でフィニッシュし、ドライバー選手権2位を獲得。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合9位で完走した。
今回、オジエとエバンスがマニュファクチャラーズポイントを加算したことにより、チームはマニュファクチャラーズタイトルを獲得。トヨタにとっては通算5回目のマニュファクチャラーズタイトルとなり、WRC歴代3位の記録となった。また、2017年にヤリスWRCでWRCに復帰してからは、2度目のタイトル獲得となった。
なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、SS14で4番手タイム、SS16では2番手タイムをマークし、総合7位でフィニッシュした。
■ラリー・モンツァの結果(現地時間11月21日17時30分時点)
1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) 2h39m08.6s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +7.3s
3 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +21.3s
4 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +32.0s
5 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m32.0s
6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m22.6s
7 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ ヤリス WRC) +2m34.5s
8 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (フォード フィエスタ WRC) +2m50.2s
9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +4m49.6s
10 アンドレア・クルニョラ/ピエトロ・オメット (ヒュンダイ i20 N Rally2) +9m06.9s