テトラ・アビエーションは7月28日、「空飛ぶクルマ」(eVTOL)、新機種Mk-5(マークファイブ)を一般に初公開したことを発表した。
同社は、2020年2月に米国で開催された国際航空機開発コンペGoFlyにおいて唯一の賞金獲得チームとしてディスラプター賞を獲得し、その後1年をかけて新機種Mk-5を開発してきた。
Mk-5は固定翼に32個のローターにより垂直方向へ飛行し、尾翼にある1個のプロペラで水平方向への飛行を行うeVTOL(垂直離着陸型航空機)。32個のローターの4つが故障した場合でも安定した飛行を行うことができる。
今後、個人顧客向けに40機ほどの予約を獲得し、予約から1年後のデリバリーを実現。米国ではプライベートパイロットライセンスを持つ富裕層向けに販売することで顧客コミュニティを形成し、ユーザーとともに次世代のeVTOLを開発し、量産へつなげていくとしている。