帝人は、今年6月17日に創立100周年を迎えた。それを記念する取り組みの一環として、9月29日(土)に同社発祥の地となる山形県米沢市で、同市との協業によるイベントを開催する。
当日は、午前中に同社発祥にゆかりの「人繊工業発祥之地」の石碑がある御成山公園内で、米沢市の中川勝 市長をはじめとする来賓および、同社経営陣が出席して碑前祭を実施。
午後からは、米沢市の文化施設である「伝国の杜」(米沢市丸の内一丁目2番1号)内に場所を移し、米沢市長と同社社長の鈴木純 氏による挨拶に続き、以下のイベントを開催する(入場無料)。
帝人グループはこれらのイベントを通じて、米沢市民や、取引先などに対し、創立100周年を迎えての謝意を伝えるとともに、繊維に関連する新たな可能性を発信するとしている。
[米沢協業プロジェクト]
帝人グループは創立100周年に際し、グローバルメッセージとして「FUTURE NAVIGATON」を発信。
メッセージは、まだ見ぬ未来の人の豊かさを見据えた「人があるべき未来へ」の案内役として存在し続けることを目指す、次の100年に向けたものだと云う。
帝人グループはこの「FUTURE NAVIGATON」に沿って、米沢市とともに「繊維」にまつわるプロジェクトを展開し、プロジェクトを通じて地域活性化の一躍を担い、人間の未来のQOL(Quality of Life)向上のための「未来の繊維」を見出していくとしている。
<未来せんいアワード>
100年前、当時における「未来の繊維」として化学繊維の発祥した米沢の地で、再び「未来の繊維」を生み出すべく「未来せんいアワード」を実施。
繊維産業が盛んな米沢市の地域特性を活かし、「人間にとっての未来の繊維」をテーマとして広く公募を行い、優秀作品の展示や発表を行う。
未来せんいアワードでは、繊維、服、生地などの作品を募る「テキスタイル部門」「製品部門」と、未来のファッションに関する絵画を募る「絵画部門」を設定。子供を含む多くの人の作品を紹介する。
【作品展示】
○ 時間:10:00~16:00
○ 会場:エントランスホール
【授賞式】
○ 時間:15:20~15:50
○ 会場:置賜文化ホール
<山形大学教授 城戸淳二 氏 による講演>
1993年に世界で初めて白色有機ELの開発に成功した 城戸淳二 氏を招き、「挑戦と創造の町 米沢」と題して講演を行う。
○ 時間:13:40~14:35
○ 会場:置賜文化ホール
<よねざわ市民ミュージカル「Faith(フェイス)」>
帝人の創業者の一人である 秦逸三 氏が、人造絹糸(レーヨン)の発明に命をかけた挑戦ストーリーのミュージカルを上演する。
○ 時間:14:50~15:20
○ 会場:置賜文化ホール
[化学を感じる展示]
現在の最新繊維の機能を体験することを通じ、化学の面白さをわかりやすく伝えるワークショップを実施する。
当日、会場では、撥水素材を使用した水が転がる仕掛けの装置で遊んだり、軽量素材を使用したランドセルと従来のランドセルの重さの比較体験などができる。
また、ワークショップ参加者には、もれなく帝人の100周年記念ロゴがプリントされたオリジナルトートバッグをプレゼントする。
○ 時間:10:00~16:00
○ 会場:ピロティ
■帝人100th特設サイト:https://100.teijin.co.jp/
■帝人グループが創立100周年 次の100年に向けて「FUTURE NAVIGATION」を宣言:https://www.teijin.co.jp/news/2018/jbd180615_22.html
[問い合わせ先]
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055