TechShareは2月1日、国内正規代理店としてAgileX Robotics社のUGV及びAGVの国内販売を同日より開始することを発表した。
今回、TechShareが販売代理店として販売を開始するAgileX Robotics社の製品は、下記の7種類の製品で、主に段差がある環境や不整地走行することを前提に開発されたUGVが中心に、本体重量で20kg~150kg前後、可搬重量で150kg以下、50万円~200万円前後の低価格帯のUGV/AGVのシャーシプラットフォーム製品。
室内のフラットな路面を走行することを前提したTRACER(AGV)を除き、各UGV製品は、5cm~17cmの段差乗越え能力があり、貨物を積載した状態で、10度~36度の坂を登坂するなど、高い不整地の能力を持っている。たとえば, 主力の大型機、SCOUT2.0、HUNTER2.0, BANKERの3機種の主要なスペックは、以下の通り。
<販売製品>
製品名 / 想定利用環境 / 車体重量 / 可搬重量
1. SCOUT 2.0 / 屋内・野外 / 60-65kg / 50kg
2. SCOUT Mini(メカナムホイール版) / 屋内 / 20kg / 50kg
3. SCOUT Mini(オフロードタイヤ版) / 屋内・野外 / 20kg / 20kg
4. HUNTER 2.0 / 屋内・野外 / 65-72kg / 150kg
5. HUNTER 1.0 / 屋内・野外 / 45-50kg / 100kg
6. BANKER / 野外 / 130-135kg / 80kg
7. TRACER / 屋内 / 28-30kg / 100kg
また、小型機では、機動力のあるSCOUT Miniの2タイプでは、20~50kgの可搬で、30度の登坂能力と7cmの段差乗越え能力と左右に移動できるメカナムホイールのオプションも選べるようになっている。室内のフラットな路面を走行することを前提したTRACERのAGVでは、段差乗越え能力は、1cmだが、8度の登坂性能と100kgの可搬重量を実現している。
また、AgileX Robotics社の上記の製品は、2次開発用を前提としたシャーシプラットフォームの製品。ユーザは、CANバスまたはシリアルポートプロトコルを使って、メインコントローラと通信が出来る。また、オープンソースのSDKとROSのパッケージが提供されているので、ユーザは、他のセンサーやロボットアームなどのアプリケーションモジュールと統合し、2次開発によるアプリケーションロボットを作り上げることができる。
AgileX Robotics社では、上記のシャーシプラットフォーム製品に加え、自律走行や遠隔操作用のオプション製品などの製造もおこなっている。TechShareでは、拡張オプション製品についても、日本国内の法規等の準拠の確認(または日本向けのカスタム仕様の実装など)が出来次第、順次オプション製品の販売も開始していく予定だ。
AgileX Robotics社製品の国内販売価格はオープン価格で、TechShareでは、2021年3月末までのリリース特別キャンぺーンとして、下記の価格で特別販売する。
<販売製品 リリース特別価格(税抜)>
8. SCOUT 2.0 ¥1,498,000-
9. SCOUT Mini(メカナムホイール版)¥578,000-
10. SCOUT Mini(オフロードタイヤ版)¥498,000-
11. HUNTER 2.0 ¥1,248000-
12. HUNTER 1.0 ¥1,148,000-
13. BANKER ¥1,798,000-
14. TRACER ¥698,000-
■AgileX Robotics社製品に関する情報の詳細
https://techshare.co.jp/product/agilex