タイコ エレクトロニクス ジャパン(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:上野康之)は10月26日、5G、NB-IoT、LTE-M向けの新しいアンテナを開発し、モノのインターネット(IoT)用セルラー機器に求められる広い周波数帯域とさまざまな帯域幅への対応を進めていることを発表した。タイコ エレクトロニクス ジャパンは、ワイヤレス通信向けの革新的な接続ソリューションを持つ世界的リーダーである TE Connectivity(NYSE:TEL)の日本法人。
昨今ではセルラーIoTデバイスが発達し、5Gおよびセルラーの低消費電力広域通信(LPWAN)対応製品の市場需要が高まっている。NB-IoTとLTE-MはLPWAN無線技術規格であり、前者は屋内、低コスト、長バッテリー寿命、高密度接続に、後者は機械間の通信に重点を置いている。5GおよびセルラーLPWAN接続の最適性能は、広い周波数帯域と信頼性の高いRF性能によって決定するが、これにTEのアンテナは対応可能。TEが5G、NB-IoT、LTE-M 向けに導入する新しいアンテナであれば、600 MHz~6 GHz の範囲でさまざまな帯域ソリューションを提供することができる。TEのアンテナは、自社のシステムアーキテクチャに合わせてさまざまな取り付け仕様(例:ボード マウント、埋め込み、外付け、またはターミナル型アンテナ)、ケーブル長、およびコネクタ オプションを選択でき、調整なしに最終製品への組み込みが容易。さらにTEでは埋め込み式だけでなく、複雑な複数のアンテナアセンブリ製品のサービスもラインアップしている。
TEのData and Devices部門でプロダクトマネージャを努めるHan Sang Cheolは次のように述べている。「5Gに移行することで、性能が現行の4G LTEの10倍から100倍向上します。セルラーLPWANは、私たちの生活をスマートに接続するうえで重要な役割を果たします。TEは、市場動向に合わせて、信頼性の高い新しいアンテナを市場に投入し、過酷な環境に直面しても、より安全につながる未来を創るために最適な性能の製品を開発しながら、お客様が迅速に商品化できるソリューションを提供します。」
TEの5G、NB-IoT、LTE-M向けのアンテナ
https://www.te.com/jpn-ja/products/antennas/intersection/cellular-antennas.html
■TE CONNECTIVITYとタイコエレクトロニクスジャパン合同会社についてTE Connectivityは、様々な産業において世界を牽引する年間売上130億米ドルのインダストリアル・テクノロジーリーダー。より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献する。TEのコネクティビティおよびセンサソリューションは、広範囲の分野にまたがり、過酷な環境下において実績を持ち、自動車、産業機器、メディカル、エナジー、データ・コミュニケーションからスマートホームに至る様々な産業の発展に寄与している。
詳細:www.te.com