デモ機に搭載されている「充電用インレット」は、一般に使用されるAC200Vまたは100V、さらには急速充電に対応する車載コネクタとして開発されたもので、世界各地域の規格に対応した製品をラインアップする。
これらは、それぞれ
・米国の自動車技術会による規格(SAEJ 1772;Type- 1)
・電気自動車用コネクタに関する国際標準(IEC62196-1 、IEC62196-2;Type-2)
・中国国家標準(GB20234.2;GB)
に準拠し、海外のカーメーカーに対し多くの採用実績を誇っている。
主な特徴は、まず、通電中の充電コネクタ抜けを防ぐコネクタロックデバイス(アクチュエータ)を搭載し、安全性を確保すると同時に、盗難防止対策にも貢献していること。
また、電源端子は指などの身体の一部と触れないように、端子の先端を樹脂で保護する構造となっている。
さらに、インレットからのケーブル引き出しを、コネクタ挿入角に対して90°(下方向)に設定することで、奥行きのない狭い場所でも設置が可能。
引き出し角度は左右方向に最大約60°のカスタマイズも可能で、取り付け部のレイアウト制約にも対応する等、数多くの独自技術が盛り込まれている。
ブースでは、他にもカーナビゲーションやオーディオ機器など情報通信機器をはじめ、次世代のコネクティッドカーや自動運転車にも対応する車載用高速通信コネクタも展示。
特に注目は、今後需要増が見込まれる車載Ethernet向け専用コネクタ「MATEnet」だ(写真下)。
100Mbps/1Gbps両用、またシールド線にも対応し、100BASET1 および1000BASET1 によるデータ伝送要件に準拠していることを確認済み。来たるべきコネクテッド カー アーキテクチャに最適な製品だといえる。
上記以外にも、同社ブースでは、各種センサ類やコネクタ等数多くの製品を出展。それらは、7月11日からの「人とくるまのテクノロジー展2018名古屋」でも展示される予定だ。
ぜひ会場で、同社の技術力の高さや製品の優位性等を、間近で体感して頂きたい。
*展示内容の詳細は右をクリック→TEジャパン展示会特設サイトへ
http://www.te.com/jpn-ja/about-te/events/car-tech-japan2018.html