スズキは5月16日、インド四輪子会社の“マルチ・スズキ・インディア社(Maruti Suzuki India/以下、マルチ・スズキ)”および、二輪子会社の“スズキモーターサイクルインディア社(SUZUKI MOTORCYCLE INDIA/以下、SMIPL)”が、インド・ハリヤナ州と、13日、同州カルコダの土地売買で合意したと発表した。
今回のマルチ・スズキおよびSMIPLによる土地購入は、経済成長を続けるインドに於いて、モビリティの多様な選択肢を提供し続け、インド自動車市場の成長に合せて生産能力を増強するという方針に沿った、将来の四輪および二輪車の工場建設などを見据えてのものであると云う。
スズキは現在、ハリヤナ州にあるマルチ・スズキのグルガオン工場およびマネサール工場、グジャラート州にあるスズキ・モーター・グジャラート社で四輪車を、また、ハリヤナ州にあるSMIPLの工場で二輪車を生産。2021年度のインドでの生産実績は、四輪車約166万台、二輪車約75万台となっている。
[ハリヤナ州との合意概要]
– 購入予定地:ハリヤナ州カルコダ(Kharkhoda)
– 面積:
・四輪:約324万㎡(800エーカー)
・二輪:約40万㎡(100エーカー)
– 稼働予定時期(※1):四輪:2025年
– 生産能力(※1):四輪:25万台(初年度)
– 投資額(※1):四輪:約1,100億ルピー(※2)
※1:二輪については検討中。
※2:2022年5月13日時点でのルピー円の為替レートは、約1.67円。
■マルチ・スズキ・インディア(英語):https://www.marutisuzuki.com/
■スズキモーターサイクルインディア(英語):https://www.suzukimotorcycle.co.in/