スズキは8月22日、インドの生産子会社である「スズキ・モーター・グジャラート社(Suzuki Motor Gujarat/以下、SMG)」に於いて、20日、累計生産200万台を達成したと発表した。2017年2月の生産開始から5年6カ月。SMGは今回、スズキの生産拠点として最速の200万台を達成した。なお、200万台目に生産された車両は「バレーノ 南アフリカ仕様」であったと云う。
SMGでは、インド市場向けモデルの生産だけでなく、スズキのグローバル生産拠点として輸出モデルも生産。これらのモデルは中南米やアフリカなどにも輸出されており、2025年にはバッテリー式電気自動車(BEV)、2026年にはBEV用車載電池の生産開始も計画されているとのこと。
スズキの鈴木社長は、SMGでの累計生産200万台達成を受けて、「創業以来のスズキのモノづくりの根幹を表す『小・少・軽・短・美』をインドでも実践し、これからも環境に配慮した小型車をお客様に提供してまいります」とコメント。
スズキは、今後も経済成長を続けるインドに於いて、モビリティの多様な選択肢を提供し続け、インド自動車市場の成長にあわせ生産能力を増強していくとしている。
[SMGの概要]
– 社名:Suzuki Motor Gujarat Private Limited(スズキ100%出資)
– 工場所在地:グジャラート州ハンサルプール
– 従業員数:約3,200名(2022年3月末)
– 生産能力:年間75万台
– 生産実績(2021年度):約54万台、(参考)SMG+マルチスズキ計 約166万台
– 稼働時期:
A工場2017年2月、B工場2019年1月、C工場2021年4月/輸出向けモデル生産開始2018年3月。
– 現在の生産モデル:
(A工場)バレーノ、OEMモデル
(B工場)スイフト、ディザイア
(C工場)ディザイア、バレーノ