スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ)は12月17日、2024年暦年(1~12月)の四輪車生産200万台を12月16日に達成した。暦年・年度を通じ、スズキの生産国で1年間の生産台数が200万台を超えるのは初めて。
マルチ・スズキは1983年12月に前身のマルチ・ウドヨグ社で生産第一号車「マルチ 800」をラインオフして以来、インド四輪車市場の拡大に合せて成長し、2024年3月に累計生産3,000万台を達成した。また近年ではインド国内だけでなく、インドからの輸出も加速しており、2024年11月には累計輸出300万台も達成している。
現在スズキはインドに於いて、ハリヤナ州のグルガオン工場、マネサール工場、およびグジャラート州のグジャラート工場の3つの生産拠点があり、年間生産能力は235万台に上る。
更に今後のインド四輪車市場の拡大に備え約400万台の生産能力を確保できるよう、ハリヤナ州のカルコダ新工場を2025年に稼働開始する予定。またグジャラート州にもグジャラートに於ける新工場の建設を計画している。