スズキは4月2日、インドにおける四輪生産子会社であるスズキ・モーター・グジャラート社(SMG社)のC工場が完成し、4月から稼働を開始したと発表した。
スズキは、インド自動車市場の伸張および同国からの輸出拡大に備えて生産能力を拡大するため、2014年3月にSMG社を設立し、2017年2月にA工場を、2019年1月にB工場とパワートレイン工場を稼働。SMG社は、昨年10月にスズキの生産拠点として最速で累計生産100万台を達成している。
今回稼働を開始するC工場の生産能力は年間25万台。SMG社は、A工場、B工場と合わせて合計75万台の生産能力を有することとなり、これにより、インドにおけるスズキの生産能力は、マルチ・スズキ・インディア社(以下、マルチ・スズキ社)の生産能力150万台と合わせて225万台となる。
なお、SMG社で生産される車両は、すべてマルチ・スズキ社に供給されると云う。
スズキは、今後も拡大が見込まれるインド自動車市場の需要に応えていくとともに、インドからグローバル市場への輸出促進を一層図り、インド政府が推進する「Make in India」に貢献していくとしている。
[SMG社の概要]
– 社名:スズキ・モーター・グジャラート社
(Suzuki Motor Gujarat Private Limited)
– 資本金:1,268億ルピー(スズキ株式会社100%出資)
– 本社・工場所在地:グジャラート州 アーメダバード
– 2020年生産実績:346,000台
<工場概要>
■A工場
<生産車種/品目 生産能力(年間)>
・バレーノ 25万台
■B工場
<生産車種/品目 生産能力(年間)>
・スイフト 25万台
■C工場
<生産車種/品目 生産能力(年間)>
・ディザイア 25万台
(計75万台)
■パワートレイン工場
<生産車種/品目 生産能力(年間)>
・1.2Lガソリンエンジン 50万台
・5MT AGS 50万台
■マルチ・スズキ・インディア(英語):https://www.marutisuzuki.com/