スズキのミャンマーにおける四輪生産販売子会社である「スズキティラワモーター社(Suzuki Thilawa Motor)」は、ミャンマー市場の拡大に伴い、四輪車の溶接、塗装、車体組立を行う新工場を建設する。
年間生産能力4万台を有する新工場は、ヤンゴン市南東のティラワ経済特区の工業団地内に建設され、2021年9月からの稼働開始を予定している。
スズキは、1998年にミャンマーで合弁会社を設立し、翌1999年から二・四輪車の現地生産を始めたことを皮切りに、現在では2つの工場でキャリイ、シアズ、エルティガ、スイフトの4機種を生産。2019年の生産台数は13,300台(前年比125%)、販売台数は13,206台(前年比128%)で、新車販売のシェアは60.3%(※)となっている。
スズキは、新工場建設で、引き続き拡大が見込まれるミャンマー自動車市場の需要に応えていくとしている。
※ミャンマー自動車協会(Automotive Associate of Myanmar)データに基づくスズキ調べ。
[スズキティラワモーター社の概要]
– 社名:Suzuki Thilawa Motor Co.,Ltd.
– 本社所在地:ヤンゴン市 ティラワ工業団地内
– 工場敷地面積:約200千m2
– 建屋面積(現工場/新工場):約4千m2/約42千m2
– 新工場投資額:120億円
– 代表者:浅野 圭一
– 資本金:3,500万米ドル(スズキ出資比率100%)
– 従業員数:224名(2020年2月時点)