スズキは4月26日、ストリートバイク「GSX-S1000」を全面改良し、6月より欧州をはじめ世界各国で順次販売を開始すると発表した。
「GSX-S1000」は、スーパースポーツバイク「GSX-R1000」のエンジンと車体をストリート向けにチューニングしたストリートバイク。
スズキによると、今回の全面改良では、扱いやすさとスポーツ性能の高さを継承しつつ、アグレッシブかつ前衛的なデザインを採用。スズキ二輪車に初採用となるモノフォーカスタイプのLEDヘッドライトを、縦型2灯式に配列する。
999cm3水冷直列4気筒エンジンは、電子制御スロットルシステムの採用や吸排気の機構変更により、欧州で2020年より新型の二輪車を対象に導入された新しい排ガス規制「ユーロ5」に対応(欧州仕様車)しながら、最高出力の向上を実現した。
また、新搭載の電子制御システムS.I.R.S.には、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、選択幅を広げ5段階から選択可能となったトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用。ライダーの経験値や路面の変化に応じた走行を可能とすることで、スポーティーなライディングから普段使いまで、ストリートバイクにおけるライダーの走る楽しさを追求したという。
新型「GSX-S1000」の主要諸元 (欧州仕様)