スズキは6月20日、「空飛ぶクルマ」(※)の製造に向けた協力で、SkyDrive(本社:愛知県豊田市/以下、スカイドライブ)と基本合意書を締結したと発表した。
スカイドライブは、「空飛ぶクルマ」の製造を目的とした100%出資の子会社を設立。スズキとスカイドライブは、スズキグループが静岡県内に保有する工場を活用し、その製造を来春頃から開始することを目指す。
また、スズキでは、スカイドライブの製造子会社人材確保など、製造開始に向けた準備についても協力。今後も、より具体的な条件についての協議を継続し、別途、取り決めていく予定だと云う。
鈴木社長は、「スカイドライブと協力一致し、価値ある製品作りを通じて、日常的に空を活用するAir Mobilityの実現に貢献できるよう、意欲的に前進してまいります。楽しみです」と、コメントしている。
※電動垂直離着陸機(eVTOL:electric vertical take-off and landing)。日本では「空飛ぶクルマ」と呼称することが多い。
*タイトル写真:調印式の様子(左から スズキの神代常務、スカイドライブの福澤CEO)。