スズキは11月10日、蓄電池の製造・販売を展開する「パワーエックス」と、協業の可能性を検討することで合意したことを発表した。
日本およびインドでは、脱化石燃料と再生可能エネルギー活用によるカーボンニュートラルの実現や、エネルギーの自給率向上といった大きな課題があり、また今後の電気自動車(EV)普及を促進するための充電ソリューションも必要とされている。
スズキとパワーエックスは、日本とインドに於いて蓄電池と超急速EV充電器を活用した事業に関する協業の可能性を検討することで合意し、その覚書を締結。これにより、再生可能エネルギーの利用拡大およびEVの普及を促進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきたいとしている。
パワーエックスは、超急速EV充電器用・定置用・家庭用・船舶用蓄電池等の電池製品の製造・販売や、蓄電池を利用したサービスを展開。現在は、日本最大級の蓄電池工場を岡山県に建設している。
スズキは、製品そのものだけではなく、インフラや使われる仕組みなど、製品を取り巻く環境全体を俯瞰的に捉えて提案していく生活インフラ企業を目指し、具体的な協業内容を検討していきたいとしている。
[パワーエックス概要]
– 会社名:株式会社パワーエックス(PowerX, Inc.)
– 設立:2021年3月22日
– 代表者:取締役兼代表執行役社長CEO 伊藤正裕
– 所在地:東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー43階
– 事業内容:大型蓄電池の製造及び販売、電気運搬船の開発及び製造
■パワーエックス:https://power-x.jp/ja