ダンロップやファルケンなどのタイヤブランドを扱う住友ゴム工業は、6月21日、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を改定することを発表。
乗用車やバン向け、二輪車や小型トラックなど、対象商品について平均3%の値上げを行う。
具体的な値上げ対象商品や値上げ率は以下の通り。
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今回、値上げに至った理由を、同社では、
「近年の人手不足等を背景に物流費が高騰しており、今後もこの傾向が続くと予測しております。これに対して、当社は物流効率化などのコスト削減の企業努力を行ってまいりましたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の改定を決定しました」
としている。
これは、先に値上げを発表したブリヂストンや横浜ゴムと同様で、物流コストの問題を大きな要因としたもの。
また、値上げ率がほとんどの商品で一律3%であることや、8月という実施開始時期も先の2社と同じ。これで、トーヨータイヤを除く国内大手3社が揃って値上げを行うこととなった。