住友ゴム工業は７月２６日、ブラジル工場に総額1,064百万レアル（約235億円／1レアル＝22円換算）を投資し、2024年4月に乗用車・ライトトラック用タイヤの生産能力を現在の日産1万8,000本から2万3,000本に、また2025年4月にトラック・バス用タイヤの生産能力を日産1,000本から2,200本に増強すると発表した。

ブラジル工場では、2013年10月から乗用車･ライトトラック用タイヤを、また2019年3月からトラック･バス用タイヤを生産。同国のタイヤ市場は、昨年、コロナ禍によりマイナス成長となったものの、2021年はコロナ前を上回る成長が、またそれ以降も年2～3%程度の成長が見込まれていると云う。

住友ゴムは、この生産能力増強により、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図ると共に、グローバル展開をさらに進めていくとしている。

[ブラジル工場概要] （2020年12月末）

– 会社名：Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.
– 所在地：パラナ州ファゼンダ･リオ･グランデ市
– 代表者名：脇谷 宜典（社長）
– 操業開始：2013年10月
– 設立年月：2011年7月
– 事業内容：乗用車･ライトトラック用、トラック･バス用タイヤの製造･販売。
– 生産能力：乗用車･ライトトラック用18,000本/日、トラック･バス用1,000本/日
– 従業員数：1,597名