住友ゴム工業は、安定的に成長を続けるブラジル市場のトラック・バス用タイヤの需要に対応するため、ブラジル工場で2019年3月に稼働予定の同タイヤの生産設備に追加投資を行い、生産能力を増強する。
住友ゴムは、2016年7月に、312百万レアル(約84億円※)を投資してトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、2019年3月から日産500本の生産能力で稼働開始することを発表したが、今回、153百万レアル(約41億円※)の追加投資を行い、同年10月には生産能力を日産1,000本とすることを決定した。
※1:レアル=27円で換算(2018年9月時点)
ブラジル工場では、2013年10月から乗用車・ライトトラック用タイヤを生産。
現在、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、ブラジルの同タイヤ市場は、今後年2-3%程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図るとしている。
[ブラジル工場概要](2017年12月末)
会社名:Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
代表者名:脇谷 宜典(社長)
操業開始:2013年10月
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:15,000本/日
従業員数:1,265名
■(住友ゴム)ブラジル工場でトラック・バス用タイヤの生産開始(2016年7月発表) : http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2016/sri/2016_062.html