住友ゴム工業は、ブラジル市場におけるトラック・バス用タイヤの安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避を目的として、ブラジルパラナ州の工場にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、3月1日に生産を開始した。2020年末には生産能力を日産1,000本とする計画。
総投資額は465百万レアル(約135億円/※)となる。
住友ゴムではこれまで、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行ってきたが、今回のトラック・バス用タイヤの生産開始により、現地での安定供給が可能となる。
今後年2~3%程度の成長が見込まれるとされるブラジルのトラック・バス用タイヤ市場で、住友ゴムは現地生産により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、タイヤ販売事業の一層の強化を図るとともに、同社のグローバル展開を更に進めていくとしている。
※1レアル=29円で換算。
[ブラジル工場概要(2018年12月末)]
– 会社名:Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.
– 所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
– 代表者名:脇谷 宜典(社長)
– 操業開始:2013年10月
– 設立年月:2011年7月
– 事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
– 生産能力:16,800本/日
– 従業員数:1,307名
[トラック・バス用タイヤ工場概要]
– 生産開始:2019年3月
– 建屋面積:約13,400㎡
– 生産能力:1,000本/日(2020年末予定)