住友電気工業は、中国江蘇省常州市に車載用平角巻線の製造会社を設立するため、3月7日に常州国家高新技術産業開発区と投資協議書を締結した。
世界的にハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車などの電動車の開発・普及が進む中、電動車に搭載される駆動モーターの需要が増加。
住友電工では、電動車に使用される車載用平角巻線を、日本とタイで生産しているが、自動車の電動化の進展が著しい中国での需要増加対応のため、中国江蘇省常州市に新たな製造拠点を設立することとした。
平角巻線は、従来の丸線に比べて同スペースでも隙間なく巻くことができるため、モーターの小型・高出力化に貢献できると云う。
[新会社の概要]
– 社名:住友電工運泰克機電線(常州)有限公司(仮称)
– 事業内容:車載用平角巻線の製造
– 所在地:中国江蘇省常州市
– 資本金:60百万米ドル(約67億円)*
– 出資比率:住友電気工業株式会社 100%
– 設立:2019年4月予定
* 2019年3月7日時点
■(住友電工ウインテック)平角巻線:http://www.sei-wintec.com/products/special/straight_angle.html