住友電気工業は5月9日、欧州の焼結部品メーカーであるドイツのSinterwerke Herne(SWH社)とスイスのSinterwerke Grenchen(SWG社)の全株式をSinterwerke Holdingから取得し、買収した。
住友電工の焼結製品事業部は、住友電工焼結合金をマザー工場としてグローバルに展開しており、日系メーカーを中心に自動車・自動車部品メーカー、エアコンメーカー等に各種製品を供給している。
住友電工は、今回の買収により、欧州自動車メーカーおよび部品メーカーへの販路拡大を図り、欧州における焼結製品事業のプレゼンスを向上させ、さらなるグローバルビジネスチャンスの獲得を目指すとしている。
[会社概要]
<SWH社>
– 社名:Sinterwerke Herne GmbH
– 設立:1971年
– 資本金:6百万ユーロ
– 売上高:2018年実績:35百万ユーロ
– 所在地:ドイツ・ノルトラインヴェストファーレン州
– 事業内容:焼結機械部品の製造及び販売
– 従業員数:240名
<SWG社>
– 社名:Sinterwerke Grenchen AG
– 設立:1948年
– 資本金:7百万スイスフラン
– 売上高:2018年実績:41百万スイスフラン
– 所在地:スイス・ゾロトゥルン州
– 事業内容:焼結機械部品の製造及び販売
– 従業員数:160名