スタンレー電気は1月23日、かねてより拡張工事を進めていた「広島製作所」(東広島市志和町)の新棟が竣工したため、15日に竣工式を行ったと発表した。
広島製作所は主に自動車照明電装品を生産する国内主力拠点のひとつ。同社は、今回の工場拡張により、自動車業界の変革期に於けるグローバルな競争力を高めていくとしている。
1.広島製作所の目指す姿
(1)同社独自の生産革新活動にIT/DXを融合させ、原価低減と品質向上の両立を実現可能とした、ものづくりに於いて他拠点をリードするモデル工場。
(2)顧客の多様なニーズと将来のものづくりの変化にフレキシブルに対応できる工場。
(3)地球環境ならびに地域社会との共生を図るため、省エネ設備導入・物流集約・再生可能エネルギー活用によるCO₂削減、ならびにサステナブル材料を積極的に活用する、カーボンニュートラル推進工場。
2.広島製作所の概要
– 所在地:広島県東広島市志和町奥屋1866
– 総工費:約 80 億円
– 敷地面積:25,200 ㎡
– 延床面積:24,354 ㎡(拡張前 12,961 ㎡)
– 生産品目:自動車照明電装品(自動車用ヘッドランプ、リアコンビネーションランプ等)。
スタンレー電気は、ものづくりに徹底してこだわり、自社の製品・技術が人々の暮らしの安全安心に寄与することを目指して、今後も事業活動を実施。また、引き続き〝SDGs未来都市東広島推進パートナー〟として、循環型社会実現に向けた様々な活動に積極的に取り組んでいくとしている。